2016年9月14日
2016年9月14日
豊洲の市場移転予定地の土壌汚染対策を調査するため、メイン施設となる青果棟や水産卸売場棟、仲卸売場棟の地下空間などを視察しました。
2日前の12日、都中央卸売市場の岸本良一市場長から都議会公明党に対し、当初の説明とは異なり、市場の建物下には、土壌汚染対策の盛り土をしていなかった問題について、初めて報告がありました。
これまで都は、都民の皆様にも、都議会にも、事実とは異なる説明をしていたことになります。
整備が進む豊洲市場移転予定地では、青果棟の地下で、地表から2メートル掘削した後に敷いた、砕石層がむき出しになっている現場を調査。深さ13〜17センチの水がたまっている状況を確認し、その水を採取しました。
また、水産卸売場棟や仲卸売場棟の地下では、コンクリートの床に深さ約2センチの水がたまっていました。
続いて、地下水のモニタリング調査の現場や、水位、水質を監視するための「地下水管理システム」の試運転の状況なども視察しました。
都議会公明党からは「試運転しているのに、なぜ建物の下に水がたまっているのか?」と問い、「安全対策を検証すべき」と主張したのに対し、都の担当者は、たまった水は「外壁などの工事が終わっておらず、染み込んだ雨水なのか、地下水なのか現段階では判断できない」と説明しました。
都は都民・国民の皆様をはじめ、都議会や市場関係者からも信頼を失ってしまいました。
今後は原因究明、再発防止、安全対策の再構築について、説明責任を果たすよう求めていきたいと思います。